水野様はショールームにご家族で見学にいらっしゃったことがきっかけでした。当初から自然素材のナチュラルな家の雰囲気がお好きだった水野様ご夫婦…ショールームの素材を活かした内外装や、開放的な造りをとても気に入っていただきました。

建築予定地は間口が7.5mの細長い形状で、決して条件が良いとは言えませんでした。水野様もこの土地で、果たして満足のいく家を建てることが可能なのかを一番気にしていらっしゃいました。後日土地を拝見しましたが、周りが田んぼの素朴なロケーションでしたので、建物の形や見え方を上手く設計すれば、この土地に合った良い家ができるイメージが湧いてきました。

水野様の一番のご要望は、「家族みんなが集える、広くて明るいLDKスペース」でした。間口が限られた中で大きな吹き抜けを設けたり、窓をバランスよく配置したり、空間を上手に利用することで、明るく開放的な間取りになりました。

良く目立つ場所ということもあり、外観にもこだわりました。真っ白なスイス漆喰の外壁にアンティーク風の屋根瓦とスウェーデン製の木製窓を組み合わせ、まるでヨーロッパの片田舎で見るような雰囲気を醸し出しています。

内部の仕上げも全て厳選された自然素材です。奥様お気に入りのキッチンはアイランド型のカフェスタイルに。カウンターの無垢板やタイルなど、細部にもこだわりました。タイルや建具のガラス、照明器具からスイッチプレートまで、色や柄を選ぶことを楽しみながらじっくりと造り上げました。また、途中でご主人から「いろいろ挑戦してみたい」とのお話も出て、壁のDIY塗装をされたり、家の完成後には庭のウッドフェンスも手作りされました。

水野様ご夫婦のやりたかったことがいっぱい詰まった、満足していただける家になりました。2人の娘さんが大きくなっても、いつまでも気に入ってもらえることと思います。