森様はご実家が古くからお付き合いのある材木屋さんで、そこからのご紹介がきっかけでした。地場の老舗材木屋さんのご子息の家を建てさせていただけることは、地元の工務店にとっては名誉です。ご相談があったときの嬉しさは相当なものがありました。

まずはショールームをご覧いただき、家づくりについてのお話をさせていただきました。元々木の良さを感じられる自然素材の家を求めていた森様…弊社のコンセプトにご賛同いただき、自然素材の醸し出す内外装の雰囲気を入っていただきました。ご実家の隣の空き地に建てることが決まり、プラン作成へと話が進んでいきました。

ご実家の製材所の良質の材木を使用できることで、天然木を惜しみなく使用するご提案をさせていただきました。そのお打合せの中で、造作の本棚がほしいとのお話になりました。それも1階から屋根まで続く、大きな本棚ができたらいいなぁ〜とのご要望でした。最初に聞いたときには驚きましたが、いつか弊社でそんな家を造ってみたいとの願望もありましたので、この機会にトライすることになりました。

その他にも8寸（24cm）角の大黒柱や、総ヒノキ造りの階段、ピーラーの羽目板など普段あまりお目にかかれない質の良い天然木材をどんどん取り入れていきました。窓はスウエーデン製の木製窓を多用し外壁は全面スイス漆喰塗りと、外部の質感にもこだわりました。かわいさとカッコよさを兼ね備えながらも、どこか和のテイストも感じられる落ち着いた外観になりました。

こうして森様ご家族の希望を叶えることができ、ご実家の皆様にも喜んでいただける、オリジナルの家が完成しました。